開封率とは、配信した電子メールが受信者にどのくらいの割合で開封されたかを示す指標で、「(開封数 ÷ 配信成功数) × 100」で算出されます。
これは、送った手紙が相手のポストに届いただけ(配信成功)でなく、実際に封筒を開けて中身を読んでもらえた割合を示す数字と考えると分かりやすいでしょう。どんなに素晴らしい内容の手紙でも、封筒の宛名書きやデザイン(メールの件名や差出人名)に魅力がなければ、開封すらしてもらえません。そのため、開封率は、メッセージ内容以前に、メールが「自分に関係がある」と認識してもらえたかどうかの重要なバロメーターとなります。
なお、iOSのメールプライバシー保護機能により、メールの開封率を正確に計測することが難しくなっています。特に、iOS 15以降のバージョンでは、メールがユーザーに表示される前にAppleのサーバーで読み込まれるため、開封率のデータが実際よりも高くなる可能性があります。
当社サービスとの関連
開封率の改善は、メールマーケティング成功の第一歩です。当社の「クライゼル」や「autobahn for AppExchange」には、配信結果の開封率を自動で計測・分析する機能が備わっています。「クライゼル」には複数の件名パターンを試してどちらの開封率が高いかを比較できる「A/Bテスト機能」を実装しており、より受信者に響く件名を見つけ出す上で強力なツールとなりえます。