価格弾力性とは、商品の価格を上げた(下げた)時に、需要(買いたい量)や供給(売りたい量)がどのくらい変化するかを示す指標です。
例えば、スーパーの卵が10円値上がりすると買うのをやめる人が多いかもしれませんが、高級ブランドバッグが1万円値上がりしても欲しい人は買うでしょう。前者のように価格の変化に需要が敏感に反応する状態を「弾力性が大きい」、後者のように反応が鈍い状態を「弾力性が小さい」と言います。この性質を理解することは、商品の最適な価格設定(プライシング)を行う上で非常に重要です。
当社サービスとの関連
当社のCRMプラットフォーム「クライゼル」は、価格弾力性を考慮したマーケティング施策の実行に効果を発揮します。
例えば、顧客の購入履歴や属性から「価格に敏感な層」をセグメントし、そのグループにだけ限定割引のクーポンをメールで送るといった、きめ細やかなアプローチが可能です。画一的な値下げではなく、顧客層に応じて価格戦略を使い分けることで、販売機会の損失を抑えつつ、全体の収益向上を目指す活動を支援します。