【無料あり】おすすめローコード開発ツール7選!特徴やメリットを徹底解説

ローコード開発ツール7選
ローコード

今回は、ローコード開発に便利なツールを7つピックアップし、それぞれの機能やメリットについて解説します。無料で利用できるツールも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

会員サイト作成、Webフォーム作成、顧客管理を低予算で行いたいときには、CRMプラットフォーム「クライゼル」をローコード開発ツールとしてご利用することもおすすめです。合わせてチェックしてください。

ローコード開発ツールとは?

システム開発手法の一つ「ローコード開発」をご存じでしょうか。ローコード開発とは、少ないコード記述量でシステムを構築する手法のことです。プログラミングに精通しているエンジニアでなくとも、直感的な操作で開発ができます。

詳しくは下記記事でも記載しておりますので、合わせてご覧ください。

無料で使えるローコード開発ツール2選

まずは無料で利用できるローコード開発ツールから紹介します。今回は「Hubspot」「Pleasanter」の2つをピックアップしました。これらのツールは無料から使えますが、高機能です。

また、ノーコード開発ツールとしても広く利用されています。それでは、各ツールの特徴を見ていきましょう。

Hubspot

ローコード開発ツール:hubspot

引用元:https://www.hubspot.jp/

Hubspot(ハブスポット)は、企業の営業活動とビジネス成長を総合的に支援するCRMプラットフォームです。120か国以上、約194,000の企業に導入されている(※2023年12月時点)人気プラットフォームであり、世界中で広く信頼されています。日本でもDeNAやHIS、アンカー・ジャパンなど、多くの企業に採用されており、その使いやすさとパフォーマンスの高さはお墨付きです。

Hubspotはマーケティング、カスタマーサービス管理、オペレーション支援など、目的別の機能を備えた5製品をベースとしています。

  • Marketing Hub:顧客と有意義なつながりを築くMAツール
  • Sales Hub:あらゆる機能を備えた営業支援ソフトウェア
  • Service Hub:短時間でカスタマーサービスを最適化
  • CMS Hub:簡単操作でWebサイトを制作できるツール
  • Operations Hub:複雑なコーディング不要でアプリとデータ連携

このうち「Marketing Hub」「CMS Hub」「Operations Hub」で、ローコード開発機能を利用できます。自社の環境や顧客の特性に合わせて、多彩なシステムをシームレスに連携させ、あらゆる業務の効果を最大限に高められます。

AIで業務を効率化

Hubspotの特筆すべき機能は、シームレスに組み込まれたAIによる業務サポートです。タスクを自動化し、生産性向上、コンテンツのクオリティアップに貢献します。AIツールを使用することで、プロンプトに基づくWebサイト生成(※2023年12月末段階では英語版でのみ対応)や、ワークフローの自動化が可能です。

2023年12月現在、提供されているAIツールはベータ版ですが、今後のアップデートでは、さらなる機能向上に期待できます。無料で利用することも可能ですので、まずは試しに使ってみるとよいでしょう。

Pleasanter

ローコード開発ツール:pleasanter

引用元:https://pleasanter.org/

Pleasanter(プリザンター)は、オープンソースのローコード開発ツールです。インストールすれば、無料で利用できます。機能制限やユーザー数の制限もありません。いつ誰が編集を加えたか一目瞭然で、複数人での利用にも適しています。最新の情報を常に参照し、共有できるため、チーム単位での作業が楽になります。

Pleasanterは、直感的なマウス操作で業務管理アプリを開発でき、煩雑化しやすい業務を快適に、そしてシンプルに変えることが可能です。Excelのような感覚で手軽に作業でき、高度な機能も少しソースコードを書き足すだけで実装できるため、ニッチな業務システムも簡単に構築できます。

操作方法がわかりやすいため、教育にかかる時間やコストも少なく済みます。フルスクラッチ開発よりも格段にコストを抑えられるため、経費をなるべく安く抑えたい中小企業にもおすすめです。OSS(オープンソースソフトウェア)でありながら、充実のサポートサービス(※有料)が用意されているため、万が一のときも安心して利用できます。

オンプレミス環境でも利用可能

Pleasanterは、外部ネットワークに接続できないクローズドな環境でも利用できます。病院や銀行、さらには自治体の役所など、クラウドが利用できない公的な機関のDX化にもおすすめです。

Windows、Linuxはもちろん、オンプレミス環境や、自社採用のクラウド上への構築も可能です。なお、公式の推奨スペックは以下の通りです。

  • オンプレミス環境
    CPU: 2コア以上
    メモリ: 4GB以上
    システムディスク: 60GB以上
    データディスク: 10GB以上
  • Microsoft Azure サーバーレス構成
    App Service : S1 ACU 100 1.75GBメモリ 以上
    SQL Database: S3 DTU 100 250GB 以上

※出典:https://pleasanter.org/manual/faq-recommended-specifications

有料ローコード開発ツール5選

ここまでは、無料で使えるツールを紹介してきました。無料ツールも十分に活躍できますが、やはり有料ツールがこなせる役割は豊富で、よりローコード開発に優れています。どのような機能が必要か、かけられるコストはどのくらいか、さまざまな条件を比較し考えたうえで、総合的に判断しましょう。

ここからは、おすすめの有料ローコード開発ツールを5つ取り上げ、紹介します。各ツールの特徴を知り、ツール選びの参考にしてください。

kintone

ローコード開発ツール:kintone

引用元:https://kintone.cybozu.co.jp/

kintone(キントーン)は、サイボウズが提供しているノーコード・ローコード開発ツールです。採用企業は30,000社を超え、特に東証プライム上場企業のうち、およそ3社に1社がkintoneを導入しています。導入担当者の9割以上が、専門知識がない非IT部門の人材です。難しい知識不要で、請求管理や発注業務、製品の在庫管理に催促品管理など、用途に合わせた業務システムを簡単に作れます。

利用料金は、スタンダードコースが月額1,500円、ライトコースが月額780円です(※どちらもメンバー一人あたりの料金)。両コースの主な違いは、アプリやスペースの数、プラグインなどの拡張性で、スタンダードコースではより充実した開発体験を叶えられます。スタンダードコースは30日間無料のお試し利用も可能です。

200種以上の拡張機能

kintoneの魅力は、なんといっても拡張機能の豊富さです。帳票出力や見積作成、営業・顧客管理、Webフォームなど、200を超える拡張機能が用意されています。テンプレートが用意されており、パッケージ化されているため、一から設計せずともすぐに画面に配置して使えます。

さらに、外部サービスとの連携もスムーズです。freeeやCLOUDSIGN、MoneyForwardクラウドなど、さまざまなクラウドサービスと連携し、さらに作業効率を高められます。主な拡張機能は、スタンダードコースを契約することで利用可能です。

Salesforce

ローコード開発ツール:salesforce

引用元:https://www.salesforce.com/jp/

Salesforce(セールスフォース)は、世界的に支持を集めるクラウド型ソフトウェア開発企業です。「Slack」や「DataCloud」など、多くのビジネス現場で愛用される製品を提供しています。Salesforceの製品を利用する企業は、世界で15万社以上にものぼります。顧客中心のコンセプト「Customer 360」では多数のサービスが準備されています。

Customer 360は「顧客中心」をテーマに開発されていますので、あらゆる観点で顧客とのつながりを重視した設計になっており、フェーズごとの状況をリアルタイムに反映しながら、顧客との関係構築をサポートしてくれます。

開発にかかる時間を68%短縮

Salesforceでは、ローコード開発により、Customer 360の構築および拡張を行うことが可能です。Salesforceによると、ローコード開発により、アプリ開発に必要な時間を68%も短縮できるとしています。自社にノウハウがない、優れたエンジニアがいない場合でも、テスト、デプロイまでをスピーディに実行可能です。ドラッグ&ドロップで直感的に作業を進められ、自由自在にアプリをカスタマイズできます。

また、独自のセキュリティシステム「Salesforce Shield」により、データの安全性を高めることも可能です。「Salesforce Shield」は機密データを暗号化して保護したり、アクセスログを監視、脅威を検知して通知したりと、セキュリティトラブルを未然に防ぐ仕組みが充実しています。

さらにはシングルサインオンの実装やバックアップ機能など、顧客にとっても安心材料となる機能が備わっています。

クライゼル

ローコード開発ツール:kreiselクライゼルは、多彩な業務で使えるCRMプラットフォームです。

顧客エンゲージメントを高める会員サイト作成機能や、Webフォーム、メール配信、データベースサービスを活用して、様々な業務にフィットするシステムを構築いただけます。

クライゼルをベースとしたシステム開発サービスも提供しており、スクラッチ開発より、安価にシステム開発を行うことが出来ます。

また、クライゼルを運用するトライコーン株式会社は国際的なセキュリティ規格ISO/IEC 27001 : 2013、ISO/IEC 27017:2015やプライバシーマークの認証を取得しているため、組織的なセキュリティ対策も徹底しています。高セキュリティな体制で運用されているクライゼルを活用したローコード開発にご興味ございましたらお気軽にお問い合わせください。

Magic xpa

ローコード開発ツール:magic-xpa

引用元:https://www.magicsoftware.com/ja/app-development-platform/xpa/

Magic xpa(マジック・エックスピーエー)は、マルチOSに対応したビジネス向けアプリを制作できるローコード開発ツールです。生産・販売管理、人事、会計などを効率化する業務アプリが簡単に開発できます。フォームデザイナーはVisual Studioがベースになっており、同エディタの使用に慣れている人はもちろん、アプリ開発初心者でも簡単に扱えます。モバイルプレビューで実際の画面を確認しながら開発できるため、マルチデバイスへの対応が容易です。

またMagic xpaでは、ワンソースで単一の環境でサーバーサイド、クライアントサイドの開発を同時に行えます。それらのプログラムは自動で分割・配信され、動作するため、個々のOSやサーバーごとに分けて開発する手間がかかりません。複数のOS・デバイスに対応しているため、アプリの中身を改変することなく、柔軟なアップデートを行えます。

メタデータ・ドリブン

独自の開発環境「Magic xpa Studio」では、「メタデータ・ドリブン」つまりメタデータに基づく開発と実行が可能です。データベース・フォーム・ロジックを定義すると、アプリケーションのメタデータ(XML構造)が生成されます。メタデータはコンパイル不要で、Magicエンジンによって実行されます。実行も修正も即座に反映されるため、開発をよりスムーズにすることが可能です。

CELF

ローコード開発ツール:celf

引用元:https://www.celf.biz/

CELF(セルフ)は、Excelを使うような操作性で、業務アプリを制作できる開発ツールです。煩雑になりやすいExcelファイルを一元管理し、手動で繰り返し行っていた作業を自動化させられます。業務を効率化できるだけでなく、人為的なミスを防げるのもメリットです。Excelスキルさえあれば、すぐに扱えるようになるため、社内で開発を行う際の連携が取りやすくなります。

CELFの公式サイトでは、ツールの使い方をわかりやすく解説した動画や、業務別のExcelテンプレートが用意されています。テンプレートは無料でダウンロードでき、そのままアプリ開発に使えるため、ぜひ活用してみましょう。

Excelからアプリを自動生成

CELFが持つ最大の特徴は、Excelファイルをベースにした業務アプリの自動生成機能です。あらかじめExcelファイルを作成し、CELFにアップロード、簡単な設定を少し施すだけで、すぐにアプリが完成します。会計データ取り込みや未入金管理、受注データ登録など、面倒な業務にかかる工数を大幅に削減できるため、時間の有効活用が可能です。

「SUM」「AVG」などのExcel関数や数式も使うことが可能で、画面レイアウトを整えるのに役立ちます。マクロのようなアクションを付け加えたいときも、ソースコードの記述は不要で、ドラッグ&ドロップで実装可能です。

WebPerformer

ローコード開発ツール:web-performer

引用元:https://www.canon-its.co.jp/products/web_performer/

WebPerformer(ウェブパフォーマー)は、プリンターなどで有名なキャノンが開発したローコード開発ツールです。ユーザーは、DOA(データ中心アプローチ)でデータ構造から設計するか、画面から設計を進めていくかを選択できます。実際にシステムを利用するビジネス部門と、開発部門との連携もスムーズになり、自社内での「共創型開発」が実現できます。

クラウドサービス「WebPerformer Cloud」と連携することで、離れたオフィスにいるメンバー(他事業所やパートナー企業)とも共同で開発を行うことが可能です。都市部から地方の企業へ開発を委託する、いわゆるニアショア開発にも適しています。

ボタン一つで自動生成

まずは自社の業務ノウハウやデータを登録し、要件を定義しましょう。次に「アプリケーション生成ボタン」をクリックするだけで、自動でアプリを作ってくれます。PCはもちろん、スマートフォンやタブレットでの利用にも対応したWebアプリが、ボタンを一つ押すだけで簡単に生成できます。

UIのテンプレートが豊富なため、画面デザインの構築に迷うこともありません。業務に取り組むメンバー誰もがわかりやすく、使いやすいアプリを制作できます。コーディングはすべて自動化されるため、品質は一定に保たれます。WebPerformerを使えば、スクラッチ開発よりもコストと工数を削減しつつ、クオリティの高いアプリ開発が可能です。

まとめ

ローコード開発ツールには、無料でありながら充実した機能を持つサービスもあります。今回解説したように、各ツールの機能と特徴はさまざまです。有料ツールは機能の多彩さで上回り、選択肢も豊富になります。

まずは自社が解決したい課題は何か、どのようなシステムを開発したいのか、今一度、整理しましょう。実際にシステムを利用する部門の担当者から、丁寧にヒアリングを行うと、段々とシステムの全体像が見えてきます。大体の開発イメージを描けたら、各ツールの導入実績や価格を比較して、自社に合ったものを選びましょう。

自社に適した顧客管理をローコード開発で

会員サイト作成、Webフォーム作成、顧客管理を低予算で行いたいときには、CRMプラットフォームクライゼルをローコード開発ツールとしてご利用することもおすすめです。

データベースサービスを基盤とするCRMであり、フロントエンドの知識があればカンタンに会員サイト(マイページ)、Webフォームを作成いただけます。

弊社の多彩な業務で使える高セキュリティなCRMプラットフォーム「クライゼル」のカタログは下記からダウンロードいただけます。機能・料金表の記載もありますので、ぜひご覧ください。
弊社の多彩な業務で使える高セキュリティなCRMプラットフォーム「クライゼル」のカタログは下記からダウンロードいただけます。機能・料金表の記載もありますので、ぜひご覧ください。
クライゼルカタログ資料ダウンロードリンク
坂頭 佳澄

マーケティンググループ所属。 マーケティング担当者としてデジタルマーケティング全般に従事。Googleアナリティクス認定資格保持。

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