Excelや紙を中心とした売上管理は、データの入力ミスや集計作業の手間といった課題に直面しがちです。リアルタイムでの情報共有ができず、意思決定が遅れてしまう企業も多いのではないでしょうか。
企業の売上管理は、単に売上を集計する作業ではありません。経営判断のスピードと精度を高めるには、関連するデータの紐づけや「見える化」にも取り組むことが重要です。
その選択肢として、本記事ではクラウド型業務改善プラットフォーム「kintone(キントーン)」のメリットや機能をまとめました。従来の売上管理でありがちな課題にも触れながら、実際の活用方法についてもご紹介します。
kintoneの導入でお悩みの方は、ぜひトライコーンにお任せください。トライコーンはサイボウズ社のオフィシャルパートナーであり、kintoneに関する豊富な知識と経験でサポートいたします。
kintoneの売上管理はどこまでできる?脱エクセルは可能?
kintone(キントーン)は、自社の課題に合わせて独自のアプリを開発できるプラットフォームです。柔軟なカスタマイズ性により、売上データの自動集計や入力フォームの標準化、複数拠点や部署間でのデータ共有などを行えるため、「売上管理の脱エクセル」を実現できます。
ほかにも案件の進捗管理や顧客情報との紐づけなど、kintoneの活用範囲は多岐にわたります。開発するアプリによっては予実管理や経営分析まで一元化できるため、組織全体で一貫した意思決定が可能になるでしょう。
kintoneはノーコード・ローコードのアプリ開発に対応しており、売上管理ではサンプルアプリが用意されています。また、Excelなどで作成したファイルを読み込ませて、そのままアプリを制作したりデータを自動で取り込んだりすることも可能です。
以下の画像は、実際にkintoneのサンプルアプリで受注・売上を管理する例となります。

kintoneのサンプルアプリ「受注・売上管理」の管理画面。
kintoneではこれまで蓄積した売上データを活用し、次のアクションにつなげる仕組みを構築できるため、経営全体の効率化につながります。
kintoneで売上管理をする4つのメリット
kintoneを売上管理に導入すると、下記のメリットが生じます。
- 最新情報をリアルタイムで共有・参照できる
- 売上の集計やレポート作成を自動化できる
- 入力ミスや二重計上を防止できる
- 売上以外のデータも一元管理できる
ここからは、従来の売上管理でありがちな課題にも触れながら、kintoneの具体的なメリットを解説します。
1.最新情報をリアルタイムで共有・参照できる
kintone上で制作したアプリでは、入力したデータが即座に反映されます。ネット環境があれば、スマートフォンやタブレットからのアクセスも可能なため、関係者全員が最新情報をリアルタイムで共有・参照できます。
一方、Excelや紙を使った従来の売上管理では、各々が作成したデータを集約する手間が生じます。情報共有にタイムラグが発生すると、重要な意思決定が遅れてしまうかもしれません。
その点、kintoneではクラウド上でデータを一元管理できるため、情報共有の手間とスピードが大きく改善されます。例えば、営業担当者が外出先からデータを入力し、そのデータをもとに社内で意思決定をするような仕組みを構築できます。
2.売上の集計やレポート作成を自動化できる
kintoneのサンプルアプリ「受注・売上管理」には、データの自動集計機能やグラフ機能が備わっています。そのため、案件やプロジェクト別の売上データ(取引先・日付・入金額など)を入力するだけで、視覚的に分かりやすいレポートを作成できます。

参考として、以下では売上データをグラフで整理した例をご紹介します。


Excelを使った売上管理では、手作業でのデータ入力や集計、グラフ形式の細かい選択などが必要でした。企業によっては属人的な作業になったり、ヒューマンエラーが多発したりなど、レポート作成だけで大きな手間がかかるケースもあります。
一方、kintoneでは簡単な操作で、折れ線グラフの月別売上推移や、円グラフの商品別売上構成比などを出力することが可能です。様々な角度から売上データを見える化できるため、より戦略的な経営判断を下しやすくなります。
3.入力ミスや二重計上を防止できる
kintoneにはヒューマンエラーを防ぐ仕組みとして、入力フォームのカスタマイズ機能や、別のアプリからデータを参照できるルックアップ機能が備わっています。
入力フォームについては、必須項目やデータの形式などを設定できます。例えば「数値のみ入力可能」といった制限を設けられるため、Excelなどの手入力でありがちなタイプミスを防げます。
また、ルックアップ機能を活用すると、商品マスタや顧客マスタなどに登録したデータがそのまま売上管理アプリに反映されます。データの重複時に警告を表示する設定もあるので、二重計上を防ぐ効果も期待できるでしょう。
4.売上以外のデータも一元管理できる
kintoneでは売上のほか、顧客データや経費などの関連情報も一元管理できます。例えば、毎月の売上と顧客データをプラットフォーム上で紐づけると、「どの顧客層からの売上が大きいか」などの経営分析を行えます。
Excelでも同じような仕組みは構築できますが、関連情報との紐づけは手動で行うことが必要です。部署間やプロジェクト単位のデータをまとめるだけで、大きな手間がかかることもあるでしょう。
その点、kintoneは異なるアプリ間でのデータ連携ができるため、更新漏れやデータの整合性を確認するといった手間も省けます。
kintoneで売上管理を効率化できる仕組み
kintoneはどのような仕組みで、企業の売上管理を効率化してくれるのでしょうか。以下ではkintoneの機能に触れながら、事前に理解しておきたいポイントを解説します。
自社業務に特化した独自のアプリを制作できる
kintoneのプラットフォーム上では、ドラッグ&ドロップの直感的な操作で入力項目(フィールド)を自由に配置できます。計算式や入力ルールも簡単に設定できるため、プログラミングの知識がなくても業態や業務フローに合わせたアプリの制作が可能です。

一方、Excelやスプレッドシートで高度な売上管理をするには、関数を使って複雑なマクロを組む必要があります。また、一般的なパッケージ型の売上管理システムは機能が固定されているため、必要な項目が不足している場合もあるでしょう。
参考として、以下ではkintoneで構築できるシステムの例をご紹介します。
<kintoneで構築できるシステムの例> ・商品ごとの売上データを登録し、在庫情報と紐づける(小売業など) ・見積から入金までのフローを一元管理し、案件単位の収支を見える化(建設業など) ・契約内容から売上を算出する(士業やコンサルタントなど) |
上記はあくまで一例で、ほかにも様々な売上管理システムを構築できます。
既存データをアプリに取り込める
kintoneのプラットフォームには、Excelなどで作成した既存データ(xlsxやCSVファイル)をそのままインポートできます。インポートが完了すると適切なフィールドを自動認識し、そのままアプリが制作されるため、簡易な売上管理システムなら短期間でも構築可能です。
紙ベースの資料についても、OCRツール(光学文字認識ツール)や生成AIを活用してデータ化すれば、そのままkintone上に取り込めます。また、プラグインの導入によってExcelに近い操作感も実現できるため、専門的な人材教育は必要ありません。
アプリ制作からデータ入力のプロセスまで直感的に理解できる仕組みにより、システムのスムーズな移行をサポートしてくれます。
外部アプリとの連携で一部の作業を自動化できる
下記のように、kintoneは外部アプリケーションとの連携も可能です。
外部アプリの種類 | アプリの例 | 連携のメリット |
SFA/CRMツール | Salesforce HubSpot など | ・営業とバックオフィス間の連携強化 ・重複入力の削減 ・顧客や売上データの連携 |
帳票出力プラグイン | プリントクリエイター RepotoneUなど | ・請求書などの帳票作成業務を一部自動化 ・書類作成時間の短縮 ・書類の送付漏れリスクを低減 |
チャットツール | Chatwork Microsoft Teamsなど | ・売上情報などをリアルタイムで通知 ・情報共有の効率化 ・タスクの確認漏れや対応遅れの防止 |
会計ソフト | freee会計 マネーフォワードなど | ・売上データの自動仕訳や転記 ・転記ミスの削減 ・月次決算作業の高速化 |
例えば、当社(トライコーン株式会社)が提供する「kreisel(クライゼル)」と連携すると、kintoneのデータをもとにメール配信をしたり、会員サイトを作成したりすることが可能です。また、用途に合わせたWebフォームを必要な分だけ作成することも可能ですので、売上管理に加えてCRM業務も効率化できます。
kintoneとCRMプラットフォーム「kreisel」との連携に興味がある方は、下記のページもご参照ください。
kintone(キントーン)をCRM(顧客管理)に活用!業務効率もアップ | トライコーンラボ
業務課題をスピーディーに解決したい企業様に向けて、当社では「kintone導入支援・設定代行サービス」をご提供しております。
本サービスでは丁寧なヒアリングを通して、各社様のご事情に合わせたアプリ設計やプラグイン選定、カスタマイズ方法などをご提案させていただきます。納品後の伴走支援も行っておりますので、初めての売上管理システムでも安心してお任せください。
kintoneで売上管理アプリを作成する方法
kintoneの売上管理アプリは、以下の3つの方法で作成できます。
- 1.サンプルアプリから作成する
- 2.ExcelファイルやCSVから作成する
- 3.ドラッグ&ドロップで作成する
作成方法によって変わるのは、初期の設定方法や手軽さ、カスタマイズの柔軟性です。以下では各方法の特徴にも触れながら、売上管理アプリの作成手順を解説します。
1.サンプルアプリから作成する
前述の通り、kintoneのプラットフォームでは「受注・売上管理」のサンプルアプリが用意されています。手軽にシステムを構築したい場合は、下記の手順で売上管理アプリを作成しましょう。
<サンプルアプリからの作成手順> 1.ログイン後のホーム画面で「+(アプリを作成する)」を選択する 2.「アプリを探す」の検索窓に「受注・売上管理」と入力する 3.検索後に表示される「受注・売上管理」を選択する 4.「このアプリを追加」を選択する |




ホーム画面に戻ると、アプリの一覧に「受注・売上管理」が追加されています。こちらを選択し、まずは軽く使用しながら売上管理のイメージを掴みましょう。

2.ExcelファイルやCSVから作成する
既存データを活用する場合は、Excel(xlsx)やCSVのファイルを用意してkintoneにインポートします。
<ファイルからの作成手順> 1.ログイン後のホーム画面で「+(アプリを作成する)」を選択する 2.「Excelを読み込んで作成」または「CSVを読み込んで作成」を選択する 3.読み込ませるファイルを整形する 4.「参照」からファイルを選択してアップロードする 5.プレビューと項目設定を確認し、「作成」を選択する |




売上管理アプリを作成すると、ホーム画面にファイル名と同じ名称のアプリが制作されます。
既存データからアプリを作成するメリットは、これまでに蓄積した売上データを活用できる点です。また、アプリ上の入力項目(フィールド)には、Excelなどで使っていた項目名がそのまま反映されるため、担当者がアプリに馴染みやすい利点もあります。データ移行の手間を最小限に抑えつつ、迅速にkintoneでの売上管理を開始したい企業にとっては、最適な作成方法といえるでしょう。
注意点:Excelファイルの読み込みには「1MB・1,000行・500列」までの制限があります。データ量が多い場合は、100MBまで読み込めるCSVファイルへの変換が必要です。
3.ドラッグ&ドロップで作成する
ホーム画面から制作したアプリを選択し、歯車のマークで表示されている「アプリ設定メニュー」を開くと、業態などに合わせてデータの入力画面をカスタマイズできます。
<ドラッグ&ドロップで作成する手順> 1.ホーム画面から制作したアプリを選択する 2.「アプリ設定メニュー」を選択する 3.左側の必要な項目をドラッグ&ドロップする 4.右側のデータ入力画面で離す 5.各項目の設定をし、全体のレイアウトを整える |


「フォーム」タブの左側に表示されているフィールド一覧は、データの入力画面(画面右側)に追加できる項目です。導入環境に合わせて必要な項目を選び、ドラッグ&ドロップでレイアウトを整えましょう。追加した項目にポインタを合わせて歯車のマークを選択すると、フィールド名やルールの設定画面を開けます。
より高度なカスタマイズをしたい場合は、「設定」のタブから操作を選びます。セキュリティを強化したい場合は、ユーザーごとに異なるアクセス権を付与することも可能です。

細部までこだわると、プロジェクト単位で異なる売上管理や、特殊な業態に合わせたシステムも構築できます。必要な仕様をイメージしながら、自社に合った売上管理アプリを作成しましょう。
kintoneは業務改善を目指せるサービスですが、自社に合ったアプリの構築には手間がかかることもあります。運用面に不安を感じる場合は、パートナーへの相談もひとつの手段です。
当社はサイボウズ社のオフィシャルパートナーです。無料相談も受け付けておりますので、こちらからお気軽にお問合せください。
kintoneの売上管理で経営分析をする方法
kintoneの売上管理アプリでは、売上に関するデータを蓄積することで、グラフなどを用いた経営分析が可能になります。経営分析を行う手順は、以下の通りです。
<kintoneで経営分析をする手順> 1.ホーム画面から制作したアプリを選択する 2.「アプリ設定メニュー」を選択する 3.「グラフ」のタブを選択する 4.「グラフを追加」を選択する 5.参照するデータとグラフの種類を設定する |

グラフの作成画面に進んだら、プレビューを確認しながら参照するデータや範囲、グラフの種類を設定しましょう。

kintoneでは売上推移などの単純なグラフのほか、例えば「営業担当者ごと」と「月ごと」の売上を掛け合わせたり、複数の項目でクロス集計表を作成したりすることも可能です。

より複雑なデータ連携や高度な集計をしたい場合は、専用のプラグインを導入することも検討しましょう。ここからは、売上管理に役立つプラグインをご紹介します。
プラグイン1.DataCollect(データコレクト)
トヨクモ社が提供する「DataCollect(データコレクト)」は、kintoneのプラットフォーム上に散らばるデータを集計・計算し、ひとつのアプリにまとめられるプラグインです。複数のアプリにまたがる情報も集約してくれるため、データの一元管理に役立ちます。
具体的な活用シーンとしては、部門別・商品別の詳細な利益計算や、予実対比レポートの自動作成などがあります。Excelと同じような感覚で操作できるように、40種類以上の関数(IFやCOUNTなど)が用意されています。
プラグイン2.krewData(クルーデータ)
グレープシティ社の「krewData(クルーデータ)」は、専門知識がなくてもノーコードでkintoneアプリ間のデータ集計や加工ができるETLプラグイン(※)です。
※ETL(Extract・Transform・Load)とは? 複数のデータソースから、データの抽出・変換・書き出し後に分析しやすい形に整えて、指定の場所にまとめる過程を指す。人力でデータ操作する際のミスやエラーを減らし、処理を効率化できるため、データ移行時のリスクを軽減できる。 |
売上管理においては、複数のkintoneアプリにまたがる売上データや仕入れデータ、在庫データなどを統合し、自動で集計・更新できます。外部データベースやクラウドストレージとの連携機能があるため、社内外に散らばるデータを一元化したい企業にも向いています。
プラグイン3.各種月次集計プラグイン
経営分析の質を高めたい場合は、TIS社が提供する「各種月次集計プラグイン」の導入を検討しましょう。本プラグインは、kintoneアプリに登録されたデータをもとに、月ごとの売上集計や累計、前年同月比などを一覧表示できるツールです。
Excelライクな表の作成に加えて、各種月次集計プラグインでは集計条件の細かい指定も可能です。集計対象のフィールドや期間、絞り込み条件などを細かく設定できるため、多角的な経営分析に役立ちます。
kintoneで売上管理を行う企業のサイボウズ社の導入事例
kintoneで売上管理を行うと、具体的にどのような効果を見込めるのでしょうか。ここからは、kintoneの導入によって業務効率化に成功した事例を紹介します。
事例1.売上集計にかかる時間の9割削減を達成/朝日新聞社
電子書籍事業において、多数の流通チャネルごとの複雑な売上レポート集計作業にkintoneを導入。8時間以上かかっていた経理処理が約30分に短縮し、9割以上の工数削減を実現しました。
参考:サイボウズ株式会社「朝日新聞社- kintone(キントーン)導入実績30,000社 -導入事例|サイボウズの業務改善プラットフォーム」
事例2.外注比率の7割削減し営業利益増加を実現/イエムラ
外壁塗装・リフォーム事業で、Excelや紙ベースだった案件・顧客・売上情報をkintoneで一元化した事例です。事務作業の外注比率が7割ほど削減され、コスト削減と営業利益増加を実現しました。
参考:サイボウズ株式会社「イエムラ – kintone(キントーン)導入実績30,000社 – 導入事例 | サイボウズの業務改善プラットフォーム」
事例3.顧客情報の一元化に成功/アートネイチャー上海
Excelと紙で行っていた顧客情報・売上実績管理を、kintoneに移行しました。全店舗の状況をリアルタイムで把握し、データに基づいた戦略的な店舗運営の実現に成功しています。
参考:サイボウズ株式会社「アートネイチャー上海- kintone(キントーン)導入実績30,000社 -導入事例|サイボウズの業務改善プラットフォーム」
kintoneで売上管理を行うトライコーンの事例
トライコーンでも数年前までエクセルで売上管理をおこなっていましたが、以下の課題がありました。
- 最新の数字がわからない
- 複数人で同時編集が難しい
- スマホから操作しづらい
- データ収集と統合が煩雑
- 活動履歴が残せない
- 数字の背景を確認するドリルダウンができない
そこで、kintoneに売上予算、売上実績、商談確度、活動履歴などを記録できるようにし、社内でこれらの情報を必要とする誰もが、最新の売上情報を確認できるようにしました。
例えば以下のようなアプリです。(数値はサンプルです)

この画面は標準機能では作ることができませんが、拡張機能を使うことで実装することができます。 使っているのはトヨクモ社のデータコレクトとパンダ商会の各種月次集計プラグインを使ってアプリを構築しています。
また、売上管理は個人毎、グループ毎、部毎、本部毎に管理しますので、各部門のスペースを作って、そこに数値を把握するためのボタンリンクを設置して、メンバーが簡単に数字を確認できるようにしています。
以下はトライコーンで作成した実際のスペース画面です。

これらのレポートで、各自が最新の売上情報をカンタンに確認することができ、能動的な活動ができるようになりました。また、kintoneはレポートの条件を柔軟に変更できるので、集計を簡単に実施でき業務効率が改善されました。
kintoneでストレスフリーな売上管理を実現しよう
kintoneは売上管理にかかわる課題を解決し、業務の効率化とデータ活用の高度化を実現するツールです。日々の売上管理をストレスフリーにするだけではなく、データに基づいた的確な経営判断もサポートしてくれます。
豊富なプラグインや外部サービスとの連携機能もあるため、入金フローや業態が特殊な企業でも導入できます。手作業で行うアナログな管理から脱却し、コア業務に集中するためにも、kintoneの利用を検討してみてください。