ローコード開発とは?開発プラットフォーム7選と選定のポイント

ローコード開発とは?開発プラットフォームと選定のポイント
ローコード

ローコード開発とは、分かりやすく言うと極力プログラムを書かずにソフトウェア、アプリケーション開発を行う事を指します。

これにより、開発の効率化やリソース不足、開発期間の短縮が期待できます。この記事ではローコード開発ツールや選定のポイントについてご紹介します。

会員サイト作成、Webフォーム作成、顧客管理を低予算で行いたいときには、CRMプラットフォーム「クライゼル」をローコード開発ツールとしてご利用することもおすすめです。合わせてチェックしてください。

ローコード開発の定義

ローコード開発は、アプリケーション開発やソフトウェアの開発において、高度なプログラミングスキルを持たない人でもシステム構築できるようにするための手法です。

視覚的で直感的なローコード開発ツールを利用し、プログラミングを最小限に抑え、開発期間と開発コストを削減します。

プログラムを書く量で分類すると、主に3つの開発スタイルに分けられます。

  • ノーコード開発:プログラムを書くことがない
  • ローコード開発:ツールを利用して部分的にプログラムを書く
  • ノーコード開発:プログラムを書くことがない

ローコード開発プラットフォーム7選

ローコード開発という言葉は広まりつつありますが、ローコード開発プラットフォームと言われると具体的に想像できるサービスは少ないのではないでしょうか。

ここでは、ピックアップしたローコード開発ツール7選をご紹介します。

Microsoft Power Apps(マイクロソフトパワーアップス)

ローコード開発プラットフォーム例:microsoft-power-apps

引用元:https://www.microsoft.com/ja-jp/power-platform/products/power-apps

Microsoft Power Appsは、マイクロソフトが提供するローコード/ノーコードのアプリケーション開発プラットフォームです。Webアプリやスマホアプリをプログラミングの知識がなくても構築できます。

他のMicrosoft製品、Office 365、Dynamics 365、Azure、SharePoint、SQL Serverなどとの連携に強く、既存のデータを活用してアプリケーション開発ができる点も特徴の一つです。

全くプログラムを書かないノーコード開発ツールとして利用もできますが、より独自のカスタマイズを行う際は、コーディングが必要です。

OutSystems(アウトシステムズ)

ローコード開発プラットフォーム例:outsystems

引用元:https://www.outsystems.com/ja-jp/

OutSystemsは、エンタープライズ(大規模アプリケーションまたはシステム)向けのローコード開発プラットフォームで、大規模で複雑なアプリケーションの構築ができます。

OutSystemsで開発されたアプリケーションは、Web、モバイル、タブレット、デスクトップなど、さまざまなデバイスとプラットフォームで動作するため、一度の開発で多様なチャネルに対応できます。

上記画像のようにシステムのフローを直感的に操作できます。

Appian(アピアン)

ローコード開発プラットフォーム例:appian

引用元:https://appian.com/jp,html

Appianは、プロセス自動化やビジネスプロセス管理に特化したローコードプラットフォームです。エンタープライズ向けで、金融サービス、保険、ヘルスケアの業界で導入されています。

データモデルのゼロからの構築や、既存のモデル更新もコーディングなしで完了でき、SQLを使わなくても、アプリケーション用のデータモデルを作成できます。また、ボット開発も簡素化されていて、プロセスの自動化についても強化されています。

Mendix(メンディックス)

ローコード開発プラットフォーム例:mendix

引用元:https://www.mendix.com/ja/

Mendixは、エンタープライズ向けのモバイル・ウェブアプリ向けのローコード開発プラットフォームです。金融、保険、製造、公共事業など、様々な業界で利用されています。

SAP、 Salesforceなどの外部システムコネクタにより、基幹システムとの連携が容易にでき、開発スピードを向上できます。

Salesforce(セールスフォース)

ローコード開発プラットフォーム例:salesforce

引用元:https://www.salesforce.com/jp/

Salesforceは、CRMソリューションを提供する一方で、アプリケーション開発にも活用可能。特に、Salesforce Lightning Platformでは、ビジュアルな開発環境でデータモデリングやビジネスロジックを構築できます。

また、SalesforceはSalesforceと連携できるサービスが多数リリースされているので適用業務範囲が広いことも特徴です。

kintone(キントーン)

ローコード開発プラットフォーム例:kintone

引用元:https://kintone.cybozu.co.jp/

kintoneは、プログラミングの知識がなくても、ノーコードで業務のシステム化や効率化を実現するアプリがつくれるクラウドサービスです。kintoneの標準機能では足りない機能を拡張機能サービスや、外部サービスとの連携を行い活用を広げられます。

抱えている課題や使い方によっては、ローコード開発プラットフォームとして利用することが出来ます。

kreisel(クライゼル)

ローコード開発プラットフォーム例:kreisel

https://www.kreisel.bz/

クライゼルは、多彩な業務で使えるCRMプラットフォームです。

顧客エンゲージメントを高める会員サイト作成機能や、Webフォーム、メール配信、データベースサービスを活用して、様々な業務にフィットするシステムを構築いただけます。

クライゼルをベースとしたシステム開発サービスも提供しおり、スクラッチ開発より、安価にシステム開発を行うことが出来ます。

また、クライゼルを運用するトライコーン株式会社は国際的なセキュリティ規格ISO/IEC 27001 : 2013、ISO/IEC 27017:2015やプライバシーマークの認証を取得しているため、組織的なセキュリティ対策も徹底しています。高セキュリティな体制で運用されているクライゼルを活用したローコード開発にご興味ございましたらお気軽にお問い合わせください。

ローコード開発ツール選定のポイント

ローコード開発ツール選定の際に確認すべき、5つのポイントは以下の通りです。

  • 機能
  • 拡張性
  • セキュリティ
  • 価格
  • 更新性

機能

ローコード開発ツールが提供している機能一覧を確認することが重要です。ローコード開発ツールは、既に機能が用意されたノーコード部分と、コーディングが必要な部分の2つの要素が存在します。そのため、開発するシステムの機能要件に対して、開発不要でノーコードで済む部分とコーディングが必要な部分を切り分ける必要があります。

ローコード開発ツールを選定する場合は、開発対象システムの機能要件をどれだけコーディング不要で開発できるかが重要であり、ツールの比較をする場合はどのツールが最も工数が少なく開発できるかの観点で、機能一覧を比較するのが大切です。

拡張性

ローコード開発ツールを選定する場合は開発期間のことだけでなく、開発完了後の追加要望にどれだけ柔軟に対応できるかの観点でローコード開発ツールの拡張性を確認する必要があります。

ローコード開発ツールの拡張性において、確認すべき点は2つで「外部連携機能」、「画面拡張の自由度(項目追加でデザイン変更など)」です。業務システムの場合は外部のシステムと連携した業務処理を行うケースが多いです。

また、システムを利用する現場から出てくる追加要望は「この画面を見にくいから変えて欲しい」「項目が足りないから新しく追加して欲しい」などの要望が多いでしょう。

拡張性をローコード開発ツール選定時に確認しておくことで、開発後に出てくる連携要望や機能拡張に対処することが可能となります。

セキュリティ

お客様情報、機密情報など、ツールにて扱う大切な情報を守るためにも、ツールが提供しているセキュリティー対策を確認し、社内のセキュリティーポリシーに違反しないかを確認する必要があります。

社内の情報セキュリティ部門や、場合によっては法務部門にツール利用の許可を得ることも重要です。

価格

ローコード開発ツールの価格は、機能や拡張性によって大きく異なります。価格帯は、無料から数百万円まで幅広くあります。

価格帯が広いため、開発対象システムの機能要件に合わせて、必要な機能を提供してくれるツールを選定することが重要です。また、ツールの価格には、ライセンス費用だけでなく、導入コストやランニング費用も含まれます。

そのため、ツールの価格を比較する場合は、ライセンス費用だけでなく、ランニングコストも含めた総合的なコストを比較することが大切です。

更新性

ローコード開発ツールの更新性(バージョンアップ頻度)は、ツールの信頼性や安定性を判断する上で重要な要素です。

しばらく更新のないツールは、ツールの不具合や脆弱性に対応できていない可能性があります。あまりにも更新されていない場合は、サービスの終了も考えられるでしょう。

そのため、ローコード開発ツールを選定する場合は、更新性も参考にすることをお勧めします。

ローコード開発の将来性

ローコード開発の将来性は、非常に高いと考えられます。その理由として、デジタルトランスフォーメーション(DX)化の流れが挙げられます。

デジタルトランスフォーメーション(DX)の促進

経済産業省は、デジタルトランスフォーメーション(DX)化を推進しています。

大小関わらず企業においても、

  • 「今まで紙で管理していたものをクラウド上で管理する」
  • 「属人化している業務を誰でもできるようにする」
  • 「毎日の定型業務を効率化する」
  • 「データを集約し可視化出来るようにする」

等の様々な理由で、新しいアプリケーションの導入やソフトウェアの開発を進める機会があるのではないでしょうか。その際に、導入したアプリケーションでは、自社の業務フローに100%は合っていない、といった経験をされることも多いでしょう。

自社の業務フローに100%合わせたアプリケーションを開発するには、ローコード開発ツールやスクラッチ開発が求められます。その中で、

  • スクラッチ開発を行うほどのリソースや予算がない
  • 業務課題を早急に解決しなければならない

といった理由で、ローコード開発ツールの導入を進める企業様も増えているのでないでしょうか。

このような背景により、ローコード開発の将来性は高いと言えるでしょう。

自社に適した顧客管理をローコード開発で

会員サイト作成、Webフォーム作成、顧客管理を低予算で行いたいときには、CRMプラットフォームクライゼルをローコード開発ツールとしてご利用することもおすすめです。

データベースサービスを基盤とするCRMであり、フロントエンドの知識があればカンタンに会員サイト(マイページ)、Webフォームを作成いただけます。

ご興味がございましたら、こちらからカタログをダウンロードをいただけます。

弊社の多彩な業務で使える高セキュリティなCRMプラットフォーム「クライゼル」のカタログは下記からダウンロードいただけます。機能・料金表の記載もありますので、ぜひご覧ください。
クライゼルカタログ資料ダウンロードリンク
坂頭 佳澄

マーケティンググループ所属。 マーケティング担当者としてデジタルマーケティング全般に従事。Googleアナリティクス認定資格保持。

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