フロントエンド開発者にとって、効率的で使いやすいツールはプロジェクトの成功に欠かせません。本記事ではフロントエンドエンジニアにおすすめの開発ツールを7個のご紹介、ツール選定のポイント・注意点をご紹介します。
会員サイト作成、Webフォーム作成、顧客管理を低予算で行いたいときには、イチから開発せず、CRMプラットフォーム「クライゼル」をローコード開発ツールとして利用することがおすすめです。
フロントエンド開発ツールおすすめ7選
おすすめで有名なフロントエンド開発ツールをご紹介します。
Visual Studio Code (VSCode)
VSCodeはMicrosoft社が提供している、軽量で高機能なテキストエディタです。
プログラミングを行う事はもちろん、豊富な拡張機能が利用でき、フロントエンド開発の効率を上げるツールとなるでしょう。
利用者数が非常に多いため、VS Code自体の情報や、拡張機能に関する情報もWeb上に多いです。
引用元:https://code.visualstudio.com/download
Webpack
Webpack(ウェブパック)とは、JavaScriptやHTML、CSSなどのファイルを一つにまとめるツールです。モジュールバンドラの一種です。
開発をしていると機能ごとや画面ごとなどにファイルを分けますが、そのままサーバーにあげてしまうと、リクエスト数が多い、読み込みの遅いウェブページとなる可能性があります。
Webpackなどのモジュールバンドラを利用して、コードをまとめたものをサーバーにあげることで、リクエスト数が少ない、最適化されたファイルにより、表示の早いウェブページを作成できます。
引用元:https://webpack.js.org/
ESLint
ESlint(イーエスリント)とは、JavaScriptのコードを素早く解析して、指定したルールに違反していないか、ルール違反している場合は指摘・修正してくれるツールです。
コードの品質を保ったり、脆弱性をチェックをしてくれることにより、コードのセキュリティを確保するために重宝されています。
引用元:https://eslint.org/
Prettier
Prettier(プリティア)とは、インデントなどのコード整形を自動化するツールです。
多くのテキストエディタには、インデント整形の設定がありますが、開発チームでそれぞれ違うエディターを利用するとルールがバラバラになる可能性もあります。
Prettierや前述のESlintのようなツールをソースコードをコミットする際に、自動的に実行するように設定をすれば、どんな環境でも同じルール、フォーマットでソースコードを管理できます。
引用元:https://prettier.io/
Postman
Postman(ポストマン)とは、APIをテストするためのツールです。
APIの作成は主にバックエンドの領域ですが、フロントエンドでは、作成されたAPIを利用してフロントに表示させます。
すでに作成されているAPIを利用して開発を進める場合は、APIドキュメントを読み込むよりも、どのようなレスポンスが返ってくるかをPostmanで確認して開発を進めると効率が良いかもしれません。
引用元:https://www.postman.com/
Git
Gitとは、バージョン管理システムです。だれが、いつ、どのファイルの、どのコードを、編集して、マージしたかが記録されるため、複数人で開発をする場合に欠かせないシステムです。
引用元:https://www.postman.com/
Figma
Figma(フィグマ)は、UIインターフェースのデザインツールですが、プロトタイプ作成にも向いています。
新しい機能作成や、新しいサービスを立ち上げる際に、Figmaを利用してプロトタイプ(模型)やワイヤーフレームを作成し、チームメンバーや社内で認識を合わせる際に役立ちます。
引用元:https://www.postman.com/
フロントエンド開発ツール選定のポイント
フロントエンド開発ツールを選定するにあたり、下記のようなことを心掛けておきましょう。
・アップデートが行われている
・機能面
・セキュリティ要件を満たしている
・コスト面とライセンス面
多くの人が利用している
多くの人が利用していれば、そのツールに関する情報がWeb上に多く掲載されているでしょう。
コミュニティやオンラインサポートが活発であれば、ツールを使う上でつまずいた際、オンラインで調べるだけで、自己解決できるようなツールであることが望ましいです。
アップデートが行われている
アップデートの行われていないツールを行うのは危険です。
バグや不具合の修正対応が遅れるだけではなく、特にセキュリティ面で脆弱性対応を行っていない場合、データ漏洩や脆弱性の悪用をされるといったリスクがあります。
また、何年もアップデートされていない場合、サポート終了の可能性もあります。
これらのリスクを考慮し、可能な限りメンテナンスが行われているフロントエンド開発ツールを選ぶことが重要です。
機能面
開発により必要なツールは異なります。
各ツールの特徴や提供する機能を理解し、プロジェクトに合った開発ができ、効率が良さそうなフロントエンド開発ツールを選びましょう。
セキュリティ要件
会社によりセキュリティ要件が厳しい場合があります。
自社で使うためのセキュリティ要件をクリアしているか、ツール側の確認と、社内での承認を取ることも重要です。
コスト面とライセンス面
個人利用の場合は無料だが、商用利用の場合は料金がかかる場合があります。無料のツールでも、ライセンスについて確認しましょう。
プロジェクトに使える予算とそのツールがもたらす効果のバランスも大切です。
コストパフォーマンスの良い、効率的なツールが理想的です。
フロントエンド開発ツールを利用する注意点
チームで開発を行う場合は、チームメンバーと使うツールを揃えましょう。
利用するツールによってフォーマットが変わってしまったり、コードに予期せぬ不具合を起こす場合があります。
例えば、prettierでフォーマットを整えたのに、コードをマージしようとしたら、エラーが出てしまう。といったことを経験されたことがある方もいるのではないでしょうか。
ほとんどの場合は、プロジェクトフォルダのreadmeファイルに、ダウンロードが必要なツールが書かれているため、そのツールを利用するようにしましょう。
予算もリソースも足りない場合
やりたいことは膨大だけど、プロジェクト予算やリソースがない場合には、一から開発せず、ローコード開発プラットフォームを利用するのも視野に入れるといいでしょう。
例えば、Webフォーム作成、会員サイト作成、顧客管理を行いたいときには、CRMプラットフォーム「クライゼル」をご検討ください。顧客エンゲージメントを高めるためのツールが揃っています。
Webフォーム作成、メール配信、会員サイト作成など、顧客管理と顧客エンゲージメントを高めるためのツールが揃っています。
クライゼルベースのシステム開発サービスもご提供しておりますので、ぜひチェックしてみてください。
クライゼルベースのシステム開発サービスでは、クライゼルのAPIと実装済みの標準機能(DB/フォーム/メール/会員サイト等)を活用して、お客様のご要望にあったシステムを構築いたします。
要件定義からシステム設計/プログラム開発/保守まで承り(有償)、スクラッチでシステムを開発・構築するよりも、クライゼルを活用することで効率的にシステムを開発・構築できます。