kintoneの料金は高い? 類似サービスとの比較と、割安で使うポイント

kintoneの料金は高い? 類似サービスとの比較と、割安で使うポイント
kintone

kintoneの導入にあたって、「毎月のコストが不安」「適したプランがわからない」などの悩みを抱えていませんか。kintoneは柔軟性に優れたノーコード・ローコードツールですが、利用状況によって料金体系が変わるため、「コストが高い」と感じることもあります。

kintoneを割安で使うには、目的に合ったプランを選ぶことと、機能を十分に使いこなすことが重要です。本記事では、kintoneの料金が高いと感じる主な理由や、費用対効果を高めるコツをご紹介します。

この記事の著者
トライコーンラボ編集部

1996年創業のトライコーン株式会社。デジタルソリューションを通じて多様なビジネス課題を解決し、企業のDX推進を支援するIT企業です。創業28年のノウハウやBtoBマーケティングの専門知識を活用し、DXを促進する情報を提供しています。

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kintoneの料金は本当に高い? 他サービスとの比較表

費用対効果を考えると、kintoneの料金は高いといえるのでしょうか。以下では、類似するサービスとの比較表をまとめました。

サービス kintone Microsoft 365
Business Basic
PigeonCloud Salesforce AppSuite
月額料金
(1人あたり)
1,000円~ 712円~ 1,100円~ 3,000円~ 600円~
ストレージ容量 5GB/1人 1TB/1人 100GB~ 10GB~ 6GB/1人
プラグイン 多い 多い 非常に多い 少ない
API連携
カスタマイズ性 高い 中~高い 高い 中~高い
大規模システム 〇~◎ △~〇 △~〇

※各サービスの料金や機能は、2025年8月時点の情報です。

業務効率化につながるクラウドプラットフォームの中で、kintoneの料金は平均的な水準です。最少ユーザー数は10名(基本料金は月額1万円~)ですが、1人あたりの料金が特別高いわけではありません。

また、それぞれに得意分野があるため、目的によって費用対効果が高いサービスは変わります。目的に合ったプランを選び、かつ機能を十分に使いこなすことができれば、kintoneも割安に利用することが可能です。

kintoneの料金体系は? 企業タイプ別のおすすめプラン

ライトコース、スタンダードコース、ワイドコースの比較表
▲kintoneの各プランの比較表(2025年8月時点)。

kintoneの料金体系は、「ライトコース」「スタンダードコース」「ワイドコース」の3つに分かれています。割高になることを防ぐには、目的や導入規模に合ったプランを選ぶことが重要です。

以下では各プランの特徴に加えて、向いている企業や活用例をご紹介します。

ライトコース/月額1万円~

ライトコースは、月額1万円から利用できる小規模チーム向きのプランです。基本料金には10ユーザー分のライセンスが含まれるため、1ユーザーあたり月額1,000円で利用できます(※)。

(※)サービスの料金は税抜です。以降の料金についても、2025年8月26日時点での税抜価格を記載しています。

プラン名 ライトコース
基本料金 月額1万円(年間12万円)
最少ユーザー数 10名
1ユーザーあたり料金 月額1,000円(年間1万2,000円)
追加ライセンス
  • 通常ユーザー:月額1,000円/1ユーザー
  • ゲストユーザー:月額700円/1ユーザー
機能性 アプリの上限:200個まで
スペースの上限:100個まで
プラグインの追加:×
外部サービス連携:×
ポータルの追加:×

主にチームや部署単位での導入を想定したプランですが、業務改善に役立つアプリや、情報を集約するためのスペースは問題なく作成できます。ただし、機能拡張をするためのプラグインや外部サービス連携は利用できません。

JavaScriptやCSSによるカスタマイズも不可ですが、以下のような業務改善であれば、ライトコースでも対応できる可能性があります。

ライトコースの業務改善例
  • 紙ベースの顧客リストをアプリで管理する
  • よくある質問や問い合わせをアプリで管理し、社内ナレッジを蓄積する
  • 各店舗の売上データをアプリに記録し、基本機能のグラフで経営分析をする

kintoneは契約コースの変更にも対応しているため、まずはライトコースを試してから、必要に応じてアップグレードすることも検討してみてください。

スタンダードコース/月額1万8,000円~

スタンダードコースは、月額1万8,000円からの最もベーシックなプランです。10ユーザー分のライセンスが含まれるため、1ユーザーあたり月額1,800円で利用できます。

ライトコースより料金は高めですが、スタンダードコースではプラグインの追加外部サービス連携、JavaScriptやCSSを使ったカスタマイズが可能です。

プラン名 スタンダードコース
基本料金 月額1万8,000円(年間21万6,000円)
最少ユーザー数 10名
1ユーザーあたり料金 月額1,800円(年間2万1,600円)
追加ライセンス
  • 通常ユーザー:月額1,800円/1ユーザー
  • ゲストユーザー:月額1,440円/1ユーザー
機能性 アプリの上限:1,000個まで
スペースの上限:500個まで
プラグインの追加:〇
外部サービス連携:〇
ポータルの追加:〇

スタンダードコースはアプリやスペースの上限数が多いため、中堅企業や大企業大規模なプロジェクトにも活用されています。本格的なシステムを組むことで、ライトコース以上の費用対効果を得ることも可能です。

どのような業務改善を実現できるのか、いくつか例を見てみましょう。

スタンダードコースの業務改善例
  • アプリでプロジェクトを管理し、ガントチャートで予定を可視化する
  • 日報の入力フォームをカスタマイズし、スピードアップとミス防止を同時に実現
  • 社内の稟議や契約書のやり取りを、多段階承認のフローでシステム化する
  • 会計ソフトと連携し、kintoneに日々の売上データを自動蓄積
  • クライゼルとの連携で、CRM(顧客管理)や予約管理のシステムを構築する

kintoneでCRMや予約管理をする方法については、下記の記事でわかりやすく解説しています。高度な活用に興味がある方は、本記事とあわせてチェックしてみてください。

ワイドコース/月額300万円~

ワイドコースは、月額300万円から利用できる大規模組織向けのプランです。契約当初から1,000ユーザー分のライセンスが付与されるため、1ユーザーあたり月額3,000円で利用できます。

基本的な仕様はスタンダードコースと同じですが、ワイドコースでは「アプリ数・スペース数・1日のAPIリクエスト数」が拡充されます。

プラン名 ワイドコース
基本料金 月額300万円
最少ユーザー数 1,000名
1ユーザーあたり料金 月額3,000円
追加ライセンス
  • 通常ユーザー:月額3,000円/1ユーザー
  • ゲストユーザー:月額1,440円/1ユーザー
機能性 アプリの上限:3,000個まで
スペースの上限:1,000個まで
プラグインの追加:〇
外部サービス連携:〇
ポータルの追加:〇

ワイドコースが向いているのは、主に複数部門にまたがってシステムを組みたい大企業や、従業員数千人規模のエンタープライズ企業です。1アプリにつき、1日10万回までのAPIリクエストが可能になるため、外部サービスを含む大規模なシステムを構築しやすくなります。

ワイドコースの業務改善例
  • 全社的な情報共有基盤の構築(数千人規模)
  • 数十万件規模など、大規模な顧客データベースの一元管理
  • 基幹システムやERPと連携し、あらゆるデータをkintoneで一元管理する

kintoneを提供するサイボウズ社は、エンタープライズ企業に向けた特設ページを開設しています。導入事例も紹介されているため、大規模な運用について詳しく知りたい方は、下記のページもチェックしてみてください。

参考:サイボウズ株式会社「kintone(キントーン)エンタープライズ企業の方向け特設サイト

kintoneの料金が「高い」と感じる理由

kintoneは工夫次第で割安になるサービスですが、以下の点から「料金が高い」と感じるケースもあります。

  1. ユーザー数に応じて料金が増える
  2. プラグイン・外部連携などで追加費用が発生する
  3. 現場が機能を使いこなせていない

ここからは具体例も交えながら、kintoneの料金が高いと感じる理由について解説します。

1.ユーザー数に応じて料金が増える

kintoneの月額料金は、ユーザー数(ライセンス数)に応じて増える仕組みです。導入範囲を広げるほど費用負担が大きくなるため、全社的な導入を目指すエンタープライズ企業などは、利用料金が高額になることもあります。

ユーザー数
(ライセンス数)
月額料金年間のコスト
10人1万8,000円21万6,000円
50人9万円108万円
100人18万円216万円
300人54万円648万円
500人90万円1,080万円
1,000人180万円2,160万円
▲スタンダードプランを利用した場合の、ユーザー数に応じたkintoneの月額料金。

また、基本料金のライセンスを使い切れない場合も、料金が割高に感じるかもしれません。月額料金を抑えるには、導入範囲に合わせてプランや追加ユーザー数を決める、または一部をゲストユーザー(※)として追加するなどの対策が必要になります。

(※)招待されたゲストスペースや、そのスペース内アプリのみを利用できるユーザー。

2.プラグイン・外部連携などで追加費用が発生する

プラグインなどでkintoneの機能拡張をすると、基本的には追加費用がかかります。参考として、以下ではよく閲覧されるkintone連携サービスの料金をまとめました。

連携サービス料金
スキャナ保存アプリ月額3,600円~
カレンダーPlus3万9,800円~(買い切り)
タイムスタンプ付与アプリ月額1,500円~
freee for kintone月額3万9,800円~
(※freee会計プロフェッショナルプランの料金)
クラウド連携プラグイン for Box初期費用:30万円
年額:18万円~
▲上記の連携サービスは、「kintone連携サービス アクセスランキング」のトップ5から選定したもの。
参考:サイボウズ株式会社「よく閲覧されるkintone連携サービスは?【アクセスランキング後編(1~5位)】 – kintone(キントーン)- プラグイン・連携サービス | サイボウズの業務改善プラットフォーム

また、kintoneのディスク容量は全プランで「5GB×ユーザー数」ですが、ディスクを増設する場合も10GBにつき月額1,000円がかかります。月々のコストを抑えるには、必要最低限の機能に絞って利用することがポイントです。

ただし、プラグインや外部サービス連携などは、大きな業務改善につながります。特定の業務要件に対応したり、受注から請求までの一元管理も実装できたりするため、「費用がかかるから」と避けるべきではありません。

生産性のアップや人材配置の最適化により、費用以上のコストカットを実現できる可能性もあります。kintoneで業務改善をする方法については、下記の記事でチェックしてみてください。

当社が提供する「クライゼル(kreisel)」も、kintoneとの相性がよい外部サービスです。クライゼルは、顧客データベースやWebフォームを作成できるCRM(顧客関係管理)プラットフォームで、メールマーケティングや会員サイトの構築にも活用できます。

2025年9月1日からは料金を改定し、月額1万円からフォーム・メール・会員サイトを利用できるようになりました。長期契約割引も開始しておりますので、低コストでkintoneを拡張したい方はぜひご検討ください。

フォーム・メール・会員サイトが月額1万円から利用できるようになりました。

【料金プラン改定と新エディションリリースのお知らせ
フォーム・メール・会員サイトが月額1万円から利用できるようになりました。
>> 全文を読む

3.現場が機能を使いこなせていない

kintoneの強みは、業務改善のアイデアを現場主導で形にできることです。そのため、導入現場となる非IT部門が使いこなせないと、月額料金を抑えても費用対効果は上がりません。

特に以下のようなケースでは、導入のメリットを実感しづらくなります。

現場が機能を使いこなせていない例
  • ノーコードツールであるにも関わらず、専門部署(IT部門など)がアプリを作成している
  • Excelや紙からの脱却ができておらず、入力やチェックに二度手間が発生している
  • 10名のプランを契約したが、数人しかアプリを作成していない
  • 作成したアプリやスペースを誰も編集しない
  • プラグインや外部サービスを導入したが、設定や連携が追い付いていない

kintoneを使いこなすには、導入前に目的やメリットを明確にし、業務フロー全体を見直す必要があります。また、導入現場のITリテラシーが低い場合は、トレーニングや社内教育をすることも考えましょう。

kintoneを割安で使うには? 費用対効果を高めるコツ

kintoneを割安で使うには、月額料金を抑えることではなく、費用対効果のアップを目指すことが重要です。導入範囲や機能を絞ると、現場からのアイデアが生まれにくくなるため、kintoneならではの強みが活きません。

kintoneの費用対効果を高めたい方は、以下のコツを意識しましょう。

kintoneを割安で使うコツ
  1. スモールスタートから徐々に拡大する
  2. トライアル期間中に効果検証をする
  3. 基本機能をフル活用する
  4. 外部サービスからレコードの登録・編集・閲覧をする
  5. 補助金や助成金を活用する

ここからは具体例を交えながら、それぞれのコツについて詳しく解説します。

1.スモールスタートから徐々に拡大する

最初からkintoneを全社的に導入すると、「現場が使いこなせない」「ライセンスが余る」などの事態を招きます。効果検証をするためにも、まずは部署単位やチーム単位のスモールスタートから始めましょう。

導入範囲が10人以下のチームなら、追加ライセンスの発行が必要ありません。また、対象の業務を絞っておくと、不要なプラグインや外部サービスを使うことも防げます。

小さな成功体験やノウハウの積み重ねにより、結果として全社展開しやすくなるケースもあります。導入範囲で迷う場合は、kintoneのプロジェクトチームを発足するような方法も考えてみてください。

5ユーザーからのスモールスタートで、営業部門の効率化を目指した事例です。2つのアプリ運用が成功したため、その後は全社的な運用を目指しました。

参考:サイボウズ株式会社「ミエデン – kintone(キントーン)導入実績30,000社 – 導入事例 | サイボウズの業務改善プラットフォーム

2.トライアル期間中に効果検証をする

kintoneのスタンダードコースでは、30日間の無料トライアルが用意されています。この期間中には費用がかからないため、さまざまなアプリやシステムを構築し、実際の運用効果を検証しましょう。

参考として、以下では効果検証のアプローチをまとめました。

効果検証の例
  • 日報アプリを導入し、以前との入力時間を比較する
  • スペース機能で社内掲示を行い、現場のチェックが完了するまでの時間を計る
  • ある程度データが溜まったら、グラフ化して会議に活用できないか検討する
  • 導入後に社内アンケートを取り、将来的に浸透する可能性があるかを判断する
  • 1日あたりの削減効果を計算し、カットできるコストと月額料金を比較する

1日あたりの削減効果については、「削減時間(時間) × 対象人数 × 人時単価(円)」の式で計算できます。また、サイボウズ社も費用対効果のシミュレーターを公開しているので、導入前にぜひ活用してみましょう。

参考:サイボウズ株式会社「kintone(キントーン)- ROIシミュレーター

営業管理などをkintoneでシステム化し、年間200時間の工数カットに成功した事例です。トライアル期間中にさまざまな機能を活用し、「これならば誰でも使える」という手応えを感じてから、本格的な導入を進めました。

参考:サイボウズ株式会社「ロケットスタートホールディングス – kintone(キントーン)導入実績30,000社 – 導入事例 | サイボウズの業務改善プラットフォーム

3.基本機能をフル活用する

kintoneは追加費用をかけなくても、工夫次第でさまざまなシステムを構築できます。

たとえば、ほかのアプリからデータを取得できるルックアップは、データの自動入力に役立つ機能です。複数のアプリを紐づけることで、日報から各店舗の売上データを作成したり、顧客データを自動蓄積したりするシステムを構築できます。

ルックアップ機能のイメージ図

また、スペース機能をうまく活用すると、社内向けの会員サイトなども構築可能です。各スペースではアクセス権限を設定できるため、部署やチームごとに情報共有用のスペースを分けるような方法も考えられます。

このような細かい機能もフル活用しながら、kintoneの費用対効果を高めましょう。

「アプリ+スペース」の組み合わせで、社内の情報共有をスピードアップした事例です。経営状況が一目でわかるように、スペースのトップ画面はダッシュボードとして活用されています。

参考:サイボウズ株式会社「ヤマウチ – kintone(キントーン)導入実績30,000社 – 導入事例 | サイボウズの業務改善プラットフォーム

4.外部サービスからレコードの登録・編集・閲覧をする

外部サービスを活用すると、kintoneのライセンスがなくてもレコードの登録・編集・閲覧が可能です。つまり、情報を閲覧するだけのユーザーや、データを入力・編集するだけのユーザーに対して、追加のライセンスを発行する必要はありません。

以下では、レコードの登録・編集・閲覧に活用できる外部サービスをご紹介します。

kViewer/公開ビューで外部から情報閲覧

トヨクモ社が提供する「kViewer(ケイビューワー)」は、kintone内の情報を公開ビューにまとめられるツールです。月額1万2,000円のスタンダードプランでは、レコードの絞り込みや検索フォームの設置ができるため、外部ユーザーでも必要なデータをすぐに探せます。

参考:トヨクモ株式会社「kViewer(ケイビューワー) | トヨクモのkintone連携サービス

じぶんページ/マイページ上でデータを編集・閲覧

ソニックガーデン社の「じぶんページ」では、kintone上のアプリやデータを選択することで、データの編集が可能なマイページを作成できます。月額1万円で50名のユーザーを登録できるため、kintoneで追加ユーザーを増やす方法よりもコストを抑えられます。

参考:株式会社ソニックガーデン「kintoneと連携したマイページを提供 – じぶんページ

クライゼル/Webフォームからkintoneのレコードを編集

当社のクライゼルでも、外部ユーザーがWebフォームからレコードを登録するシステムを構築できます。具体的な手順については、以下を参考にしてください。

クライゼルとkintoneの連携方法
  1. クライゼルでWebフォームを作成する
  2. クライゼルの管理画面で、kintoneとAPI連携する
  3. kintoneの管理画面で、クライゼルとAPI連携する
  4. Webフォームを外部ユーザーに公開し、データを入力してもらう

上記の手順でAPI連携をすると、Webフォーム(クライゼル)の入力内容がkintoneに自動登録されます。「kintone REST API」を活用すれば、クライゼルからレコードを修正したり、複数のレコードをまとめて登録することも可能です。

参考:サイボウズ株式会社「kintone REST API – cybozu developer network

クライゼルとkintoneのAPI連携イメージ
▲クライゼルとkintoneのAPI連携。
相互連携により、kintoneユーザーがクライゼルのデータを編集することも可能になる。

2025年3月には、kintoneとクライゼルの相互連携をサポートする「kreisel Webhook クリエイター for kintone」「kreisel コネクター」がリリースされました。必要な情報を入力するだけでリクエストボディなどが生成されるため、API連携の際にはぜひご活用ください。

参考:トライコーン株式会社「CRMプラットフォーム「クライゼル」とkintoneとの相互連携ツールをリリース~クライゼルとkintoneとの連携が簡単になりました~

システム設計やAPI連携でお悩みの方には、「kintone導入支援・設定代行サービス」がおすすめです。

当社の導入支援サービスでは、各社様の課題に合わせたシステムを柔軟にご提案しております。実際のアプリ設計や、スペースを活用した運用面のアドバイスなども行っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

kintone導入支援サービス

5.補助金や助成金を活用する

kintoneのコスト負担を抑えたい場合は、国の補助金・助成金制度も活用しましょう。

たとえば、中小企業や小規模事業者については、IT導入補助金を利用できる可能性があります。最大で導入費用の3分の2まで補助されるため、企業によってはプランのアップグレードが視野に入るかもしれません。プラグインや外部サービスについても、補助対象になる場合があります。

参考:TOPPAN株式会社「トップページ | IT導入補助金2025

製造業では、ものづくり補助金も選択肢に含まれます。ツールの導入費のほか、システム構築費や外注費も補助対象に含まれるため、kintoneの運用コストを抑える効果も期待できます。まずは募集要項を確認し、要件を満たす場合は申請の準備を進めてみましょう。

参考:全国中小企業団体中央会「トップページ|ものづくり補助事業公式ホームページ ものづくり補助金総合サイト

ITツールを対象にした補助金・助成金は、各自治体でも実施されている場合があります。自治体のホームページなどから、利用できる制度を探してみましょう。

kintoneの利用料金でよくある質問

ここからは、kintoneの利用料金でよくある質問集をまとめました。プランの変更方法や実際の効果など、導入前に気になるポイントもあわせてご紹介します。

Q1
kintoneの料金は月額制のみ? お得な年間プランはある?
A

kintoneの料金プランは、いずれのコースも基本的には月額制です。年間契約も可能ですが、利用期間でユーザー単位の料金が変わることは原則ありません。

なお、オフィシャルパートナーから購入する場合は、導入支援などのサポート料が含まれることもあります。具体的な導入コストを知りたい方は、サイボウズ社や各パートナーにお問い合わせください。

Q2
ユーザー数を途中で追加すると、料金はどう変わる?
A

追加ライセンスを発行した月から、ユーザー数やコースに応じた追加料金が発生します。1ユーザーあたりの追加費用は、以下のとおりです。

コース名ライトコーススタンダードコースワイドコース
追加費用がかかる人数11人以上から11人以上から301人以上から
追加ライセンス1,000円/1ユーザー1,800円/1ユーザー3,000円/1ユーザー
ゲストユーザー追加700円/1ユーザー1,440円/1ユーザー1,440円/1ユーザー

なお、kintoneのライセンス数は同時接続数を表すものではありません。ユーザー単位でアカウントが発行されるため、複数の端末(パソコンとスマートフォンなど)からアクセスすることも可能です。

Q3
kintoneのプラン変更や解約は簡単?
A

サイボウズ社から直接購入している場合は、「サイボウズドットコム ストア」または「cybozu.com共通管理」からプラン変更ができます。サービスの解約についても、同じ管理画面から申請することが可能です。

kintoneをオフィシャルパートナーから購入した場合は、各パートナーにお問い合わせください。なお、残りの契約期間によって、プラン変更や解約のタイミングが異なる可能性もあります。

Q4
トライアル終了後は自動課金になる?
A

スタンダードプランの無料トライアル(30日間)が終了しても、自動的に課金されることはありません。ただし、トライアル終了の翌日から30日が経過すると、作成したアプリなどが自動的に削除されます。

データをそのまま引き継ぎたい方は、トライアル終了時から30日以内にいずれかのコースを申し込みましょう。

Q5
kintoneの具体的な導入効果を知りたい
A

kintoneは、ノーコード・ローコードで業務改善に役立つアプリを作成できるサービスです。売上や顧客情報などをアプリ上で管理することにより、ペーパーレスや脱エクセルなどを実現できます。

プラグインや外部サービス連携を活用すれば、フォームに入力された顧客情報を自動蓄積し、Excelへの転記作業を省くようなシステムも構築できます。また、標準機能としてデータ抽出やグラフ化が備わっているため、営業成績の可視化や経営分析にも活用されています。

Q6
kintoneの導入支援サービスはある?
A

サイボウズ社のオフィシャルパートナーに相談すると、アドバイスなどの導入支援サービスを受けながら運用環境を整えられます。

当社の導入支援サービスでは、ヒアリングを通してアプリ設計のご提案をしております。プラグインや外部サービス連携、JavaScriptによるカスタマイズなども含めて、システム全体の構築をサポートいたします。

納品後の伴走支援も行っておりますので、導入に不安を感じている方はぜひお気軽にご相談ください。

事前のシミュレーションで費用対効果を把握しよう

kintoneの料金が高いかどうかは、運用時の費用対効果によって変わります。ライセンスの無駄をなくし、機能を十分に使いこなすことができれば、料金以上のコストカットを実現できます。

まずは解決したい課題を明確にし、システム設計をしたうえで実際の導入効果をシミュレーションしてみましょう。

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