Salesforceからメールを一斉配信する4つの方法とそれぞれのメリットとデメリット

Salesforceからメールを一斉配信する方法
Salesforce

Salesforceは、幅広い企業で利用されているクラウドベースSFA/CRMプラットフォームです。顧客データの管理から営業支援まで多方面にわたりサービスを提供しており、営業・マーケティングだけでなくカスタマーサポートなど、多様な部門で活用されています。

そのため、Salesforce内に見込み客、既存客、サポートお問合わせ客などのお客様データを格納している企業・団体がとても多くいます。それらのお客様データに対してカンタンに低コストで情報配信する方法としてメール配信はとても有効です。

そこで今回は、Salesforce上の顧客データに対してメール配信を行う方法を4つの方法の紹介とそれぞれのメリットとデメリットをご紹介します。

なお、Salesforceからメールを配信する場合でも、Googleが2023年10月に 発表した「メール送信者のガイドライン」にそって配信することが必要です。その点にも触れてご紹介します。

Salesforceからメール配信する時によくある課題TOP5

弊社にお問合わせいただくよくある課題TOP5は以下の通りです。

  1. 1日に5000通以上のメール配信したいが、Salesforceの制限で1日5000通以上配信できない。
  2. 1回の配信操作で200通しか配信できないので、配信作業の工数がかかり不便。
  3. Salesforceと連携するMAを使ってメール配信しているが、メルマガ配信でしか使っておらずMAコストが負担。
  4. カスタムオブジェクトに顧客メールアドレスを格納しているが、Salesforce標準機能ではカスタムオブジェクトの顧客にメール配信できない。
  5. メール中のリンクや資料DLリンクをクリックした人のレコードに、それらの履歴を残したい

Salesforceの標準のメール配信方法ではこれらが課題になっています。

弊社ではこれらの課題を解決できるSaleforce専用メール配信アプリ「Autobahn for AppExchangeをご用意しています。ぜひご確認ください。

Salesforceからメールを一斉配信する4つの方法

この記事では以下の4つの方法に関して記載します。

  1. リストメール(Salesforce標準機能)を利用したメール配信
  2. Autobahn for AppExchangeを利用したメール配信
  3. MA(Marketing Automation)を利用したメール配信
  4. メール配信サービスを利用したメール配信

リストメール(Salesforce標準機能)を利用したメール配信

リストメールとは

メールを一斉配信するための、Salesforceの標準機能です。リード/取引先責任者/個人取引先に対して配信でき、キャンペーンメンバーへの一斉配信も可能です。

画面イメージ

例えば、取引先責任者のリストビューから「リストメールの送信」ボタンを押すと、
以下のようなポップアップが表示されます。件名や本文などを入力し、すぐに配信可能です。

Salesforceリストメール送信画面

メリット・デメリット

メリット

  • 無料で利用できる
  • 文面内に、宛先のお名前や企業名などを差し込み可能
  • 条件を絞って配信できる

デメリット

  • 1日あたり5,000通までしか配信できない
  • 配信できるオブジェクトがリード/取引先責任者/個人取引先のみ
  • エラーになった人を一覧で確認できない

Autobahn for AppExchangeを利用したメール配信

Autobahn for AppExchangeとは

Salesforce専用メール配信アプリ|AutobahnforAppExchange

Salesforceと完全連動したメール配信アプリケーション。面倒な配信リストのダウンロード作業をすることなく、顧客データに対して簡単にアプローチできます。

Autobahn for AppExchangeの資料ダウンロードはこちらから

画面イメージ

アプリとしてSalesforceにインストールいただく形となっています。
Salesforceの画面上で、文面設定から配信予約まで行うことが可能です。

autobahnメール送信画面

メールが配信された後、受信した方のレコードを見ますと
以下のように、本人が開封やクリックなどをした記録を確認できます。

スコアリング(受信者の行動に応じて、専用の数値項目に自動で点数を加算する)機能も
備わっていますので、見込みの高いお客様を割り出すことが可能です。

autobahnメール反応スコアを利用しスコアリングをする画面

メリット・デメリット

メリット

  • すべてのオブジェクトに配信可能
  • 配信件数に上限がない
  • エラーメールを一覧で確認できる
  • オプトアウト(配信停止)の申請を受け付ける機能を標準装備
  • ステップメールの配信が可能
  • 開封やクリックの記録・スコアリングが可能

デメリット

  • 有償サービス(料金は資料からご確認ください)
  • 複雑なシナリオ配信を設計するにはハードルがある

MA(Marketing Automation)を利用したメール配信

MAとは

文字通り、マーケティングを自動化するためのツールです。
顧客データの収集から分析、営業担当への通知、メール配信などを自動で行います。

Salesforceとデータ連携できるMAも提供されており、例えば
セールスフォース・ドットコムが提供するMarketing Cloud Account Engagement(旧名称Pardot)Marketing Cloudなどがあります。

メリット・デメリット

※MAの種類やエディションによって異なります。

メリット

  • メールの一斉配信に加え、複雑なシナリオに沿った自動配信も可能
  • スコアリングなどの機能が充実
  • フォームやLPを制作する機能が備わっている

デメリット

  • メール配信アプリと比較すると、金額が高い傾向にある
  • 高機能な半面、導入時の要件定義などに工数がかかる
  • 導入支援ベンダーに導入支援を依頼するのが一般的

メール配信サービスを利用したメール配信

Salesforceとのデータ連携工数がかかりますが、外部のメール配信に特化したメール配信サービスを利用する方法です。

既に自社で専用のメール配信サービスを利用している場合、それを使うことで使い慣れたUIでメール配信をすることができます。

弊社が提供しているクライゼル ライトプランなら月額1万円で利用できるメール配信サービスです。この料金でwebtoリードやwebtoケースのフォームもカンタンに作成できます。

ご興味あれば、こちらからカタログ(機能/料金表)をダウンロードください。

メリット・デメリット

メリット

  • 安価
  • メール配信に必要な機能がそろっている

デメリット

  • Salesforceからデータをcsvファイル等で連携する必要がある
  • メールクリックデータを使った営業を行うには手間がかかる

Gmailガイドラインへの対応について

さて、冒頭で紹介した通りSalesforceからメールを配信する場合でも、Googleが2023年10月に 発表したメール送信者のガイドライン」にそって配信することが必要です。

「メール送信者のガイドライン」では、2024年2月以降、1日あたり5,000件以上のメールを送信する場合、以下3つの対応が必要となりました。

送信メールを認証すること

メールの送信元を明示して、なりすましメールやスパムメールではない事を証明するための設定です。送信元について、送信ドメイン認証(SPF、DKIM、DMARC)と、メール送信時のTLS接続が求められています。

未承諾のメールまたは迷惑メールを送信しないこと

メールの受け取りを承諾しているユーザーにのみメールを送信するようにすれば、その送信元ドメインからのメールが迷惑メールとして報告される可能性が低くなります。

ドメインからのメールが迷惑メールとして報告される頻度が高いと、以降のメールは迷惑メールに分類される可能性が高くなります。迷惑メールの報告に応じて、ドメインの評価が次第に下がっていく可能性があります。ドメインの評価は Postmaster Tools を使用して監視できます。

受信者がメールの配信登録を容易に解除できるようにすること

受信者がメールの配信登録を簡単に解除できる方法を常に用意する必要がありまう。1 日に 5,000 件を超えるマーケティング目的のメールや配信登録されたメールを送信する場合は、ワンクリックでの登録解除に対応する必要があります。(List-Unsubscribeヘッダの実装)

これらは迷惑メールを防ぐための手続きです。これに準拠してメール配信しないとGoogle側で迷惑メールと判断される可能性が高く、メールが届かない、メールがタイムリーに受け取られないなどの影響が出てきます。

よって、すべてのメール配信をする事業者(企業・団体)が準拠すべきガイドラインです。

さらに詳細な記述はこちらの記事を参照ください。

まとめ

Salesforce内のデータにメール配信する方法に関して説明いたしました。Googleのメール送信者ガイドラインが制定され、多くのメール配信事業者がそのガイドラインを準拠することによりメールの到達率が高まり、事業者がさらにメールを活用し顧客コミュニケーションを図っていくと想定しています。メールは、SMSやLINEよりも安価に多くの情報を配信できます。

ぜひ、Saelsforce内のデータを使ったメール配信を考えてみてください。その際のポイントを以下にまとめました。

リストメール5,000件以下のリード/取引先責任者/個人取引先に対してメールを配信する企業におすすめです
Autobahn for AppExchangeカスタムオブジェクトなどにメールを配信したい/5,000人以上に配信したい/エラー計測やオプトアウト、スコアリングの機能が欲しい という企業におすすめです
MAメール配信に留まらず、高度なWebマーケティングを行いたい企業におすすめです
メール配信スタンドコストを抑えたい場合やメール配信だけをカンタンに行いたい人におすすめです

弊社ではメールマーケティングのご相談や、メール制作代行のご相談も受け付けております。お気軽にご相談ください。

メール配信数制限なし!Salesforce専用メール配信アプリAutobahnForAppExchange
服部誠

トライコーン(株)Senior Vice President of Marketing。
Web広告、CRM、CDP、データ可視化などお客様のwebマーケティングの課題解決に長年従事。
Salesforce Marketing cloud メールスペシャリスト / アドミニストレータ / コンサルタントおよび、Salesforce アドミニストレータの各認定資格を保持。

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